2013年(平成25年)5月10日創刊 | |
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アドバイザリースタッフ研究会メールマガジン Vol.76 | |
2019年8月5日発行
アドバイザリースタッフ研究会会員 様
◆行政ニュース
・・・・ 国立健康・栄養研究所 健康食品の安全性情報
◆研修会・学会案内
◆研究会活動報告
◆会員の皆様へのお知らせ
◆編集後記
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暑中お見舞い申し上げます。
梅雨明け前は、日照時間が少なく寒い夏のイメージでしたが、梅雨明けと同時に、今までの寒さを帳消しにする連日の酷暑です。
全国各地で、35℃を超える猛暑日、25℃以下に下がらない熱帯夜が続いております。水分補給と、とにかく疲れをとって、体調管理にご自愛ください。
さて、消費者庁食品表示課課長の赤﨑氏が、8月1日付けで異動になりました。4年近くに渡り、機能性表示食品制度を引っ張ってきた方で、おそらく、この方が4年間課長として在籍されなかったら、ここまで機能性表示食品は拡大しなかったと思われます。健康食品の業界にとっては、非常に大きな存在でした。 機能性表示食品も一つの時代の区切りを迎え、第2章に入っていくのかもしれません。 それでは、アドバイザリースタッフ研究会メールマガジン「第76号」を最後までお楽しみください。 |
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【行政ニュース】(7月7日~8月4日) | |
◆機能性表示食品届出状況 7月
(消費者庁 7月3日、7月5日、7月10日、7月12日、
7月17日、7月17日、7月19日、7月24日、7月30日)
消費者庁より、機能性表示食品の届け出状況が公表されています。
7月一カ月で81品目(E95~E175)が受理されました。
届出品目は、機能性表示食品の届出情報検索のデータベースで確認できます。
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
検索ページの「届出日」のところに、 2015/04/01 ~ で検索をかけるとすべての届出のものが見られます。
(機能性表示食品 届出撤回)先月号は配信後に公表のもの
2019年7月5日付け
D49 「ギンコロンプレミアム」
株式会社常磐植物化学研究所 ・・・
・・イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、
イチョウ葉由来テルペンラクトン
撤回理由 「販売の目途が立たないため。」
2019年度届出一覧は、下記にて確認ください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
パスワード gofidyft
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◆改正食品衛生法の下で対応する「特別の注意を必要とする成分(指定成分)を含む食品」についての取り扱いの案が公表 (7月5日 食品衛生分科会新開発食品調査部会)
6月28日開催薬事・食品衛生審議会
(食品衛生分科会新開発食品調査部会) 資料より
(1) 指定成分等含有食品の製造・品質管理について
(2)指定成分等含有食品との関連が疑われる健康被害の
報告制度について
◆特定保健用食品の許可について(7月8日消費者庁)
消費者庁では、本日(7月8日)、健康増進法第 26 条第1項に基づき特定保健用食品の表示許可を行いましたので公表します。
今回許可を行ったのは、3件(規格基準型特保1件、
再許可特保1件)です。
サントリー食品インターナショナル株式会社 ・・
・・ 難消化性デキストリン (食物繊維として)
株式会社ディーエイチ シー ・・
・・ 葛の花エキス (テクトリゲニン類として)
白鶴酒造株式会社 ・・
・・ 難消化性デキストリン (食物繊維として)
詳細は、
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/
health_promotion/pdf/health_promotion_190708_0002.pdf
◆「特定保健用食品の表示に関する公正競争規約」の策定に向けた取り組みを開始 (7月24日 日健栄協)
これまで当協会では、2007年に特定保健用食品の適正広告自主基準を策定し、9回の広告審査会を通じて、特定保健用食品の表示の適正化に努めてきました。
制度の維持・拡大に適正な表示が重要であることは言うまでもありませんが、今後、この活動をさらに発展させるため、「特定保健用食品の表示に関する公正競争規約」の策定に向けた取り組みを開始することにしました。
http://www.jhnfa.org/news-0237.html
◆とろみ調整用食品の粘度等に係る試験方法の室間妥当性確認事業報告書 (7月25日 消費者庁)
本報告書は、消費者庁の委託を受け、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所が確認事業を実施し、取りまとめたものです。
特別用途食品 (とろみ調整用食品) の粘度等の測定方法は、特別用途食品の表示許可等について (平成29年10月30日消食表第529号最終改正:平成30年8月8日消食表第 403 号)に記載されているが、複数の解釈が可能な記載があり、試験結果に機関間の差が生じる可能性を否定できない状況であったため、試験方法の妥当性を確認した。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/
information/research/2018/pdf/ information_research_2018_190725_0001.pdf
◆特定保健用食品の許可について (7月30日 消費者庁)
消費者庁では、本日(7月30日)、健康増進法第 26 条第1項に
基づき特定保健用食品の表示許可を行いましたので公表します。
今回許可を行ったのは、1件(再許可特保1件)です。
日本水産株式会社・・・・ カルシウム
詳細は、
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/
health_promotion/pdf/health_promotion_190730_0002.pdf
◆食品安全に関するパンフレット 最新版公表
(7月30日消費者庁)
7月30日、消費者庁から、下記の最新版が公表されました。
健康食品Q&A [PDF:820KB](B5版)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety
/food_safety/pdf/food_safety_190730_0001.pdf
健康食品5つの問題[PDF:2.5MB](A5版)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safet
y/food_safety/pdf/food_safety_190730_0002.pdf
◆平成30年度インターネット広告表示監視事業実施報告 (7月31日 東京都)
24,000件のインターネット広告を監視!
292事業者に対し、改善指導を行いました!
東京都から、7月31日、平成30年度インターネット広告表示
監視事業実施報告が公表されました。
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インターネット広告監視数 24,000件
景品表示法に基づく指導 改善指導:292事業者(318件の広告)
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【健康食品】…152件の広告を改善指導
【化粧品】…79件の広告を改善指導
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詳細は、
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/torihiki/
hyoji/keihyo/documents/30netkekka.pdf
◆医薬品成分を含有する健康食品の発見について
(7月31日千葉県)
令和元年7月にインターネットから購入した健康食品を千葉県衛生研究所で分析したところ、下記の製品から医薬品成分が検出されました。
これらの製品による健康被害事例は、現在のところ報告されていませんが、健康被害のおそれが否定できないため、この製品を使用している方は直ちに使用を中止してください。
また、この製品が原因と疑われる症状がある場合には、速やかに医療機関を受診してください。
製品名 Royal Honey VIP
内容量(形状) 12袋 (シロップ状)
検出された医薬品成分 タダラフィル
(予想される作用 強壮)
詳細は
https://www.pref.chiba.lg.jp/yakumu/press/
2019/20190730.html
◆「特別用途食品の表示許可等について」の全部改正(案)についての意見募集 (7月31日 内閣府)
この度、「特別用途食品の表示許可等について」
(平成 28 年3月31日付け消食表第 221 号消費者庁次長通知。
以下「通知」という。)の全部を改正することとしました。
主な変更内容は、①病者用食品の許可基準の見直し(総合栄養食品の許可基準の見直し、糖尿病用組合せ食品及び腎臓病用組合せ食品の区分新規追加)、②とろみ調整用食品の許可試験方法の見直しと共に、通知の項目、記載順等を整理するものです。
意見募集期間
令和元年7月 31 日(水)から令和元年8月 29 日(木)まで
意見応募要項
https://search.e-gov.go.jp/servlet/
PcmFileDownload?seqNo=0000190817
「特別用途食品の表示許可等について」の
全部改正(案)について(概要)
https://search.e-gov.go.jp/servlet/
PcmFileDownload?seqNo=0000190818
◆錠剤・カプセル状の健康食品の品質等に関する実態調査の公表
(8月1日 国民生活センター)
本日(8月1日)、国民生活センターから、錠剤・カプセル状の健康食品の品質等に関する実態調査の結果が公表されました。
市販されている商品に関するテスト
崩壊性を調べた結果、100銘柄中42銘柄が、医薬品に定められた規定時間内に崩壊しませんでした。
機能性成分の量を調べた50銘柄のうち、2銘柄は含有量と表示量が大きくかい離していると考えられました。
機能性表示食品について、表示量を下回るような銘柄はみられませんでした。また、調べたビタミンのいずれかの栄養機能食品をうたう銘柄において、そのビタミンの含有量は定められた範囲内であり、表示量からの誤差も許容されている範囲内となっていました。
報告書
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20190801_1.pdf
◆研究報告「医薬品と健康食品の併用による注目すべき有害事象」が公開されました。(国立健康・栄養研究所)
健康食品の中には、薬の効果に影響を与えるものがあります。
薬と健康食品の併用による有害事象の事例を集め、有害事象を起こしやすい状況についてまとめました。
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail3997.html
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【研究会活動報告】 | |
2019年春期研修会 アンケート結果
アドバイザリースタッフ研究会2019年春期研修会
5月25日東京会場、6月29日大阪会場で、参加者の皆さんからいただいたアンケートから、「講演会で聞きたい内容、又は会の活動についての希望をお聞かせください。」に寄せられた回答をまとめました。
アンケートのまとめ https://advisory-staff.org/201908_coiuni/ パスワード 伏せます |
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【会員の皆様へのお知らせ】 |
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アドバイザリースタッフ研究会では、活動に参加していただける皆様を
広く募集中です。
■「全国の健康食品相談のできるアドバイザリースタッフ」リスト
参加者の募集■
http://advisory-staff.org/guidance/ をご覧ください。
■講演会・研修会 モニター募集(図書カードプレゼント付)■
アドバイザリースタッフ研究会では、講演会モニターを募集します。
http://advisory-staff.org/guidance/#a002
をご覧ください。
■会員情報の変更について■
メールアドレスの変更は以下よりお願いします。
http://advisory-staff.org/guidance/#a003
をご覧ください。
▼メールトラブルを防ぐためのお願い▼
A-Staff研究会のドメイン名「@advisory-staff.org」が迷惑メールに分類され、はじかれないように、メール設定をお願いします。
http://advisory-staff.org/guidance/#a007
をご覧ください。
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【編集後記】 |
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メルマガVol.76を最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今回のメルマガは如何でしたか。
「アドバイザリースタッフ研究会」は、本メールマガジン読者のみなさんのための研究会です。多くの情報を提供するうえでも皆さんの協力がなくては成り立ちませんので、ぜひともご協力の程よろしくお願いいたします。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
8月1日に、国民生活センターから、「錠剤・カプセル状の健康食品の品質等に関する実態調査」が公表されました。
「マルチビタミン」「GABA」「黒酢、香醋(こうず)」
「コエンザイムQ10」「酵素」「HMB」「ルテイン」
「乳酸菌類」「グルコサミン」「DHA、EPA」の各カテゴリーにつき10銘柄ずつ、合計100銘柄を選定し崩壊性を調べた結果、100銘柄中42銘柄が、医薬品に定められた規定時間内に崩壊しなかったという結果が公表されています。
この結果をどう捉えるかですが、崩壊試験の結果も、確かに日本薬局方の崩壊試験はクリアしないものが多くありましたが、医薬品と違い治療効果やその即効性を期待するものではなく、全く崩壊せずにそのまま排泄されるのでは困りますが、そうでないならば、さほど大きな問題にすることもないのかもしれません。
健康食品の目的を理解するところから、こういう結果を見るべきことも必要かと思います。
本当に全身作用を期待するものであれば、その成分の血中濃度がどうなっているかまで、試験をして初めて効く効かないを論じなければいけないかと思います。
食品にそこまで求めるのか、あるいは食品だから、その成分の機能性がなんらか確かめられれば良いのか、結論が出るまでには、まだ随分と時間がかかりそうです。
まだまだ暑い日が続きそうです。くれぐれもご自愛ください。
(KC)
~・・~・・~・・~・・~・・
メルマガに対するご意見、ご要望をお待ちしております。
メールアドレス info@advisory-staff.org
件名:メールマガジン投稿・意見・感想
に、お願いいたします。
アドバイザリースタッフ研究会
研究会ブログ→ https://a-staff.hatenablog.com/
研究会HP→ http://advisory-staff.org/
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2019年8月6日火曜日
アドバイザリースタッフ研究会メールマガジン Vol.76
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