2020年9月12日土曜日

アドバイザリースタッフ研究会メールマガジン Vol.89


2013年(平成25年)5月10日創刊

メールマガジン1号から50号


メールマガジン51号から100号

アドバイザリースタッフ研究会メールマガジン Vol.89

2020年9月8日 発行

アドバイザリースタッフ研究会会員 様

 

◆行政ニュース

~~~健康食品によると思われる健康被害情報~~~

◆研修会・学会案内

◆会員の皆様へのお知らせ

◆編集後記

【お知らせ】

残暑お見舞い申し上げます。

8月は、7月の雨続きのうっ憤を晴らすかのように、太陽が燦燦と照り付け、夏モード満開となりましたが、マスクをつけての外出というさらに暑さが増す行動を強いられ、大変な1ヶ月となってしまいました。

9月の声を聞くと同時に、今度は史上最大級の台風への対策をと呼びかけられました。

くれぐれも体調にご自愛くださるとともに、まだまだ熱中症にも、さらには台風にも十分にご注意ください。

 

それでは、アドバイザリースタッフ研究会メールマガジン

「第89号」を最後までお楽しみください。

【行政ニュース】 

◆行政ニュース (8月5日~9月6日)

――――――――――――――――――――――――――――――

 

◆機能性表示食品届出状況  8月(消費者庁 8月7日、8月19日、8月24日、8月27日)

 

消費者庁より、機能性表示食品の届け出状況が公表されています。

 

8月一カ月で123品目(F174~F296)が受理されました。

 

届出品目は、機能性表示食品の届出情報検索のデータベースで確認できます。

 

検索ページの「届出日」のところに、 2015/04/01 ~ で検索をかけるとすべての届出のものが見られます。

 

https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/

 

 

 

 

(機能性表示食品 届出撤回) 先月号は配信後に公表のもの

 

2020728日付け

D237 「生はと麦茶」

株式会社フードアルティメイトネットワーク ・・

・・・ 難消化性デキストリン (食物繊維)

撤回理由 「販売終了」

 

 

2020729日付け

D246 「フィッシュオイル(EPA+DHA)入りちくわ」

D247 「毎日これ1本EPA+DHAソーセージ50K」

日本水産株式会社 ・・・・ EPADHA

撤回理由 「商品発売の予定がなくなったため」

 

 

2020730日付け

D288 「日ノ茜PLUS無農薬栽培20P」

日本製紙株式会社 ・・・・ エピガロカテキンガレート(EGCG)

撤回理由 「販売していないため。」

 

 

202083日付け

B150 「肌の潤いに役立つ ヒアルロン酸 ヨーグルト風味」 ・・

・・・ヒアルロン酸Na

B151 「ヒザ関節の動きの悩みを緩和 グルコサミン」 ・・・

・・ グルコサミン塩酸塩

株式会社エルビー

撤回理由 「販売予定がなくなった為。」

 

 

2020817日付け

D606 「ジッコ 大豆で作ったヨーグルト」

フジッコ株式会社 ・・・・ 大豆イソフラボン

撤回理由 「商品リニューアルにより、当該商品の販売を終了したため」

 

 

2020819日付け

D577 「ヘルス スイッチ 筋力Ⅱ」

株式会社協和 ・・・

・・ カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)

撤回理由 「会社都合のため」

 

 

D580 「大麦β(ベータ)グルカン(毎日腸活)」

株式会社サプリプラスファミリー ・・・・ 大麦β-グルカン

撤回理由 「商品化見送りのため」

 

 

2020820日付け

F178 「クアトロほうじ茶」

株式会社佐藤園 ・・・・ 難消化性デキストリン(食物繊維として)

カボチャ由来GABA(γ-アミノ酪酸)

撤回理由 「リニューアル検討のため。」

 

 

2020824日付け

C450 「わたしケア体脂肪」

株式会社エルベ・プランズ ・・・・ アフリカマンゴノキ由来エラグ酸

撤回理由 「販売終了のため。」

 

 

D668 「シボリズム」       

株式会社ファインアップ ・・・・ アフリカマンゴノキ由来エラグ酸

撤回理由 「リニューアルの為」

 

 

2020827日付け

A120 「ビルベリー由来アントシアニン」

オリヒロプランデュ株式会社 ・・・・ ビルベリー由来アントシアニン

撤回理由 「販売が終了したため」

 

 

2020年度届出一覧は、下記にて確認ください。

 

******************

https://advisory-staff.org/209_botkwomvk/

 

パスワード:  お問い合わせください

******************

 

 

 

◆知っていますか?栄養機能食品(730日 消費者庁) 先月号で未掲載

 

栄養機能食品は、1日に必要な栄養成分(ビタミン、ミネラルなど)が不足しがちな場合、その補給のために利用できる食品です。

 

https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling
/health_promotion/pdf/food_labeling_cms206_
20200730_02.pdf

 

 

 

◆「〈事業者向け〉食品表示法に基づく栄養成分表示のためのガイドライン第3版」等の公表 (730日 消費者庁)  先月号で未掲載

 

栄養成分表示に係る事業者向けの周知の一環として、消費者庁ウェブサイトに、「〈事業者向け〉食品表示法に基づく栄養成分表示のためのガイドライン第3版」を公表しました。

 

https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling
/health_promotion/pdf/food_labeling_cms206_
20200730_01.pdf

 

 

 

◆特定商取引法違反の通信販売業者【株式会社wonder】に対する業務停止命令(6か月)及び指示並びに当該業者の業務の遂行に主導的な役割を果たしている者に対する業務禁止命令(6か月) (8月7日 消費者庁)

 

取引類型 :通信販売

取扱商品 :健康食品(ダイエットサプリメント)

特定商取引法の規定に該当する行為

顧客の意に反して通信販売に係る売買契約の申込みをさせようとする行為(定期購入であることがわかりにくい、申し込みを取り消しにくい等が指摘されている。)

 

https://www.caa.go.jp/notice/assets/
consumer_transaction_cms203_200807_01.pdf

 

 

 

◆医薬品成分が検出された製品について(情報提供)(8月14日 長崎県 厚労省)

 

長崎県では、健康被害の発生を未然に防止するため、医薬品成分の含有が疑われる製品の買上調査を実施しています。

今般、インターネットによる通信販売で製品を買い上げ、成分分析を行ったところ、下記製品から医薬品成分である「エフェドリン」等が

検出されました。

 

製品名 JUNGLE KING(復刻品)★合法ハーブ ※NEW☆ルート

内容量 (形状) 4.34 g (植物片)

販売業者 (インターネット)

販売業者:アロマ堂

所在地:大阪府大阪市

 ※商品に販売業者、製造業者等の表示なし

 

検出された医薬品成分

 エフェドリン

 プソイドエフェドリン

 メチルエフェドリン

 

詳細は、

https://www.mhlw.go.jp/content/
11126000/000659065.pdf

 

 

 

◆特定保健用食品の許可について (821日 消費者庁)

 

消費者庁では、本日(821)、健康増進法第 43 条第1項の規定に基づき特定保健用食品の表示許可を行いましたので公表します。

 

今回許可を行ったのは、下記の1件(疾病リスク低減表示特保)です。

 

マルハニチロ株式会社 ・・・・ カルシウム

 

詳細は、

https://www.caa.go.jp/notice/assets/
food_labeling_cms206_200821_02.pdf

 

 

 

◆「『機能性表示食品の事後チェック指針』(広告その他の表示上の考え方)解説」の公表 (821日 健康食品産業協議会 他)

 

一般社団法人健康食品産業協議会をはじめとした5団体連名で、「『機能性表示食品の事後チェック指針』の解説」が公開された。

 

http://www.jhnfa.org/topic359-2.pdf

 

******KCより補足********

(広告等に対する違反表現の具体的な記載例もあり、

わかりやすく書かれています。一度、読まれるとよいと思います。)

 

 

 

◆特別用途食品の許可について (827日 消費者庁)

消費者庁では、本日(827)、健康増進法第 43 条第1項の規定に基づき特別用途食品の表示許可を行いましたので公表いたします。

 

今回許可を行ったのは、下記の3件です。

 

「個別評価型病者用食品」

 

「オーエスワン(OS-1)」

「オーエスワンゼリー(OS-1ゼリー)」

「オーエスワンパウダー(OS-1パウダー)」

 株式会社大塚製薬工場 

 

「特別用途食品 個別評価型病者用食品

オーエスワンは、脱水症のための食事療法(経口補水療法)に用いる経口補水液です。軽度から中等度の脱水症における水・電解質の補給、維持に適した病者用食品です。下記の状態等を原因とした脱水症の悪化防止・回復、脱水症の回復後も下記の状態等における水・電解質の補給、維持にご利用ください。

・感染性腸炎、感冒による下痢・ 嘔吐・発熱

・高齢者の経口摂取不足

・過度の発汗

また、脱水を伴う熱中症にもご利用ください。」

 

https://www.caa.go.jp/notice/assets/
food_labeling_cms206_200827_1.pdf

 

 

 

◆トクホ公正取引協議会が発足 (827)

 

同協議会には、正会員25社と賛助会員1社が参加。

事務局によると、「これから働きかけて、100社の参加を目標に置いている」。会長には下田智久氏(前日本健康・栄養食品協会理事長)が就任した。

公正競争規約は今月21日に施行。トクホの容器包装の表示と広告を対象とし、誇大表示や不当表示の禁止などを定めている。

詳細は運用基準で規定する。

参加企業は「公正マーク」を容器包装や広告に表示できる。

公正マークはカテゴリー別に合計25種類を用意。

「食後血糖値」「中性脂肪」「コレステロール」「血圧」「歯」「おなかの調子」などがある。

 

 

 

◆【トクホ】特定保健用食品の審査手順の明確化および特定保健用食品の申請に係る処理状況フローの活用について(9月1日 日本健康・栄養食品協会)

 

特定保健用食品の申請書受領から許可書発行に至るまでの省庁内手続きの「見える化」に取組み、消費者庁食品表示企画課へ照会した結果、審査手順は別添「特定保健用食品の申請に係る処理状況フロー」(以下 フロー)であることを確認いたしました。

 

http://www.jhnfa.org/topic361.pdf

 

 

 

PIO-NETにみる2019年度の危害・危険情報の概要 (93日 国民生活センター)

 

「危害・危険情報」は16,406件で、対前年度比でみると19.2%増となっています。

「危害情報」は14,032件で、上位3商品・役務等は「健康食品」、「化粧品」、「医療サービス」でした。

「危害情報」は、「健康食品」が2,111件、「化粧品」が1,048件、それぞれ大きく増加したため、前年度より3,038件増加しました。

 

報告書

http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20200903_2.pdf

 

 

******KCより補足********

(健康食品の危害情報が2018年度の倍に増加しています。

要因の一つは、定期購入の契約トラブルにより、返品できず体調不良を訴えたものも一部あるのではとも言われています。

ただし、定期購入の中には100円モニターとして誘引して、1回目の6日分が送られてきた後、すぐに4か月分送られてきて40000円請求をされるというトラブルの製品では、朝鮮人参を含有しており、返品できず長期間摂取して健康被害が実際に出ているものもあるようです。)

 

 

 

◆健康食品安全対策委員会報告書の公表 (日本医師会)

 

7月22日に日本医師会から、健康食品安全対策委員会の報告書が公表されました。

 

第1章では、3つの保健機能食品といわゆる「健康食品」との違いについて説明した上で、いわゆる「健康食品」の問題点を明示。

その上で、本委員会で制作したかかりつけ医へ相談するための健康食品やサプリメントの使用メモを書くことを呼び掛ける待合室掲示用の患者啓発用ポスターの活用を提案している。

 

保健機能食品についてはそれぞれの課題として、特定保健用食品(トクホ)のコマーシャルで、誤解を招くような表現で広告がなされていることなどを挙げ、その改善を求めている。

 

また、まとめとして、かかりつけ医など患者や消費者と近い立場にいる医療者が、いわゆる「健康食品」による健康被害等に対する良き相談相手としての役割を担うことが期待されるとしている。

 

報告書

http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/
20200722_3.pdf

 

 

 

◆令和2年度第1回 東京都食品安全情報評価委員会資料の公表 (東京都)

 

令和2728日~731日まで、持ち回りで開催された令和2年度第1回 東京都食品安全情報評価委員会の資料が公表された。

 

「健康食品」による健康被害事例専門委員会報告の中から

 

令和元年12月 1 日から令和2年5月31日までの間に都医師会、都薬剤師会、都消費生活総合センターを通じて収集した5事例について検討を行った。

5事例の検討の結果、情報提供することとなった2事例(皮膚障害水様性下痢・低血圧)について、都医師会、都薬剤師会を通じて協力を依頼した。

 

なお、3事例(急性肝炎、便秘、頻尿増悪)については、経緯について詳細な情報が得られなかったことや因果関係が不明であることから事例として蓄積していくという結論になった。

 

今回の事例について事前に精査した結果、緊急調査等が必要な事例は無かった。

 

「健康食品」による健康被害事例専門委員会からの報告資料

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/
shokuhin/hyouka/files/r2/hyouka1/05_shiryou3.pdf

 

 

 

~~~健康食品によると思われる健康被害情報~~~

 

国立健康栄養研究所 健康食品素材データベース追加情報より

 

「ルイボス」危険情報:被害事例

 

31歳妊婦 (日本) が、妊娠28週以降の数ヶ月間、チョコレートを週3 (摂取量不明) 、煮出したルイボス茶 (500 mL) 

毎日摂取していたところ、妊娠400日の健診にて胎児心拍モニタリング異常が認められ、翌日に重症の胎児右心不全のため

緊急帝王切開となった。

出生児は経過観察にて改善し日齢6日で退院した。

日本周産期新生児学会. 2018;54(4):1136-9.

 

 

 

「アスタキサンチン」危険情報:一般

 

・欧州食品安全機関 (EFSA) は、アスタキサンチンの安全性を再評価し (2019.12) ADI (一日摂取許容量) これまでの0.034 mg/kg体重から0.2 mg/kg体重へと修正した。

それに伴い、通常の食事からの摂取量を考慮し、サプリメントからの安全な最大摂取量を8 mg/日とした。

 

 

 

「アスタキサンチン」危険情報:小児

 

・欧州食品安全機関 (EFSA) は、通常の食事から摂取するアスタキサンチンに加え、小児がサプリメントとして8 mg/日を

摂取した場合、各年代のADIに対して1418歳でほぼ一致、1014歳で28%、310歳で123%、13歳で309%、

612ヶ月齢で381%、46ヶ月齢で524%超過するとして注意喚起している。

EFSA Journal 2020; 18(2):5993.

 

 

 

「スピルリナ」危険情報:被害事例

 

・乳幼児期からアトピー性皮膚炎と甲殻類、魚類、果物による食物アレルギーの既往のある10歳男性 (日本) が、身長促進をうたったスピルリナ含有サプリメントを1年間摂取したところ (摂取量不明) 、肝機能障害 (ASTALT) を認め、リンパ球刺激試験でスピルリナに陽性を示した。

スピルリナ含有サプリメントにより誘起されたアレルギー性肝機能障害と診断され、摂取中止により改善した。

アレルギーの臨床. 2019;39(1):66.

【研修会・学会 案内】

(9月6日~10月4日まで)

 

今月は集合研修の案内はありません。

 

 

★日本臨床栄養協会主催2020年度NR・サプリメントアドバイザーレベルアップセミナー

 

2020年度NR・サプリメントアドバイザ―レベルアップセミナーは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止のため集客会場講演に代わりWEB配信に変更させていただきます。

 

202085日より申込開始

 

更新単位 NR・SA 10単位、 管理士 5単位、 指導士 1単位

 

講演内容

【大阪会場編】

演題1「サプリメントのトピックス(20192020)」

アドバイザリースタッフ研究会 代表世話人 千葉一敏

演題2「わかりやすい医療統計」

東海大学医学部 客員准教授 増田由美 先生

 

【福岡会場編】

演題1「食事・栄養とメンタルヘルス」

帝京大学医学部精神神経科学講座 教授 功刀浩

演題2「高齢者の食事と健康」

大阪府立大学地域保健学域栄養療法学専攻 准教授 叶内宏明 先生

 

【名古屋会場編】

演題1「わかりやすい分子栄養学」

筑波大学医学医療系 准教授 矢作直也 先生

演題2「生活習慣病Update2020-診療ガイドライン・治療薬-」

地方独立行政法人静岡市立静岡病院 病院長補佐 脇昌子 先生

 

【岡山会場編】

演題1「医療従事者に必要なコミュニケーションスキル」

東邦大学医療センター大森病院栄養部部長 鷲澤尚宏 先生

演題2「医療コミュニケーション力向上のためのアンガーマネジメント活用術」

株式会社フューチャーメディック代表取締役 髙橋直子 先生

 

【東京会場編】

演題1「生活習慣病アップデート」

医療法人財団百葉の会銀座医院 院長補佐 久保明 先生

演題2「本能を目覚めさせる食改善アプローチ」

医療法人財団百葉の会銀座医院 管理栄養士 伊達友美 先生

 

申込・受講方法等詳細は、

https://www.jcna.jp/seminar/streaming/
20200708_no202015.php

【会員の皆様へのお知らせ】

アドバイザリースタッフ研究会では、活動に参加していただける皆様を広く募集中です。

 

 

■「全国の健康食品相談のできるアドバイザリースタッフ」リスト参加者の募集■

 

リストに登録した皆さんのもとに、消費者からの相談が届きはじめているようです。

http://advisory-staff.org/guidance/ をご覧ください。

 

 

■講演会・研修会 モニター募集(図書カードプレゼント付)■

 

アドバイザリースタッフ研究会では、講演会モニターを募集します。

http://advisory-staff.org/guidance/#a002

をご覧ください。

 

 

■会員情報の変更について■

 

メールアドレスの変更は以下よりお願いします。

http://advisory-staff.org/guidance/#a004

をご覧ください。

 

 

▼メールトラブルを防ぐためのお願い▼

 

A-Staff研究会のドメイン名「@advisory-staff.org」が迷惑メールに分類され、はじかれないように、メール設定をお願いします。

http://advisory-staff.org/guidance/#a007

をご覧ください。

【編集後記】

メルマガVol.89を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回のメルマガは如何でしたか。

「アドバイザリースタッフ研究会」は、本メールマガジン読者のみなさんのための研究会です。多くの情報を提供するうえでも

皆さんの協力がなくては成り立ちませんので、ぜひともご協力の程よろしくお願いいたします。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

連日、暑い日が続きます。体調管理にご留意ください。

 

ついに、機能性表示食品で、免疫訴求が届け出受理されました。

機能性表示食品、第2幕スタートといっても過言ではないかと思います。

 

「本品には、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)が含まれます。

プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。」

 

SR(文献6報)で科学的根拠を評価しています。

 

評価した6報全て、L. lactis strain Plasma1日あたり1000億個摂取していた。

pDCへの作用について報告した文献6報のうち3報でpDC活性化を示す指標が対照群と比較して有意に高値であった。

体調に関する全身の自覚症状について報告した文献6報のうち4報で全身の自覚症状(全身倦怠感、寒気、熱っぽさ、総合的な臨床症状、体調または疲労)が対照群と比較してより軽度に維持されていた。

体調に関する特定の部位の自覚症状について報告した文献5報のうち全てで特定の部位の自覚症状(くしゃみ、鼻汁、鼻閉、のどの痛み、せき、頭痛、関節痛または筋肉痛)が対照群と比較してより軽度に維持されていた。

 

作用機序としては、L. lactis strain PlasmapDCに作用することでIFN-αを誘導し、正常な免疫機能の働きを通して体調を維持すると

考えられるとされています。

 

今後、すぐに免疫訴求第2号が届け出受理されるのか、次は当分出ないのか、興味津々です。

免疫訴求のための臨床試験は、この春から増えているようですが、それらが届けられるのは、1年以上は先だと思います。

当面は、既にデータがある成分について、医薬品的標榜にならないような工夫をして届けられることになるかと思います。

 

ぜひ、一度、消費者庁のHPから届出資料等を読まれることをお勧めいたします。

 

届出一覧は、下記より

 

https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/

 

みなさん、くれぐれも台風にはお気を付けください。

最善の方策で、対応してください。迷ったら、まず避難です。 (KC)

 

 

~・・~・・~・・~・・~・・

 

メルマガに対するご意見、ご要望をお待ちしております。

メールアドレス info@advisory-staff.org

件名:メールマガジン投稿・意見・感想

に、お願いいたします。

 

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